不妊の約50%は男性不妊が原因です

不妊の原因は女性だけに原因があると考えられがちですが、WHO(世界保健機関)の報告によると不妊原因の約50%が男性に関係しています。

男性不妊の多くは精子に問題があります。精液中の精子数が減少している乏精子症や精子の運動性が極度に低下している精子無力症、精子の形態に問題がある奇形精子が96%以上を占める精子奇形症、精子が全く見られない無精子症など精液の所見によって分類されます。

当研究所の精子検査では、宅急便検査のため精子の運動性は確認することができませんが、乏精子症、精子奇形症、無精子症の可能性については、検査結果(検査数値、精子の画像)から、WHOの基準値を参照して、ご自身である程度知ることができます。

世界中で男性の精子量・運動率が減っています

国際的に組織された研究者のチームが、信頼できるデータを集めたところ、ヨーロッパ、北米、オーストラリア、ニュージーランドの男性の精子の数は、以前の同年齢のそれに比べて半分以下になっていることが確認されました。

国際チームが42,000人の男性を対象とした185の研究データを集めたところ、1973年から2011年の間に精子数は59%減少し、精子濃度は52%低下していることが発表されました。

これはある年に急激に減ったというデータではなく1993年以来、精子の数は毎年1.6%の割合で確実に少なくなっており、2011年以降も減少していることが予想されます。生活習慣や、食生活の変化によって年々、精子のチカラが弱くなってきています。あなたの精子のチカラを確認することで、不妊治療に役立てる事ができます。

男性不妊には自覚症状がありません

男性不妊の原因は以下3つであることが多く、これらは見た目での判別は不可能であるため、ほとんど自覚症状がありません。

精子数が少ない

精子の運動率が悪い

奇形精子が多い

これらの男性不妊の原因を判明させるためには、精子検査を受けてみるまで分からないのというのが現状です。下記のような自覚症状がある方には、男性不妊の可能性があるので、一度精子検査を受けることをお勧めします。

  • 精巣の長径が3センチ以下
  • 陰嚢が腫れているまたは重い
  • 精液量が少なくなったような気がする
  • 精液が水っぽくて、さらさらしている
  • 勃起不全(ED)や射精障害で性交がうまくできない
  • 避妊しないで一年以上経つのに妊娠しない
理念総研チャンネル